The Big Ol' Bug

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ZAZEN BOYS Live @ 大阪 BIGCAT

昨日は個人的に一年九ヶ月ぶりとなる、 ZAZEN BOYS のライヴ @ 大阪 BIG CAT。
今年の頭にはベースの日向秀和が脱退、春先に現ベーシスト:吉田一郎を迎えた、新体制の ZAZEN BOYS のライヴということで、期待半分、不安半分で会場に足を運んだ。

かつて、向井秀徳は結成時に ZAZEN BOYS を「法衣を着た Led Zeppelin」と例えたことがあると言う。自分は去年の春が初のZAZEN BOYS のライヴであったのだが、現ドラムの松下敦加入後初のアルバム「ZAZEN BOYS III」リリース後のお披露目ライヴは、さしずめ「法衣を着た Public Image Limited」といった趣の、実に緊張感の漲ったものであった。

向井はこの「法衣を着た Led Zeppelin」という例えを、「ロックバンドの理想型;個々のメンバーの個性がぶつかり合って、一つの固まりになっていくダイナミズム」という意味合いで用いているといった内容のインタヴューがネット上に多く見受けられるが、Led Zeppelin のオリジナリティ溢れるサウンドをイメージしての発言でもあると述べている。

あとまあ、オリジナリティー。一聴してレッド・ツェッペリンの音楽とわかる、その個性っていうのがね、今聴いても他にないバンドですよね。われわれZAZEN BOYSも、自分たちにしかできない音楽をやろうと思っているわけですよ。
- [誰もがこのバンドから影響を受けていた?!ミュージシャンが語る“ツェッペリン この1曲”向井 秀徳 氏 - 日経トレンディネット]


疾走感溢れるドラミングのアヒト・イナザワから、タメの効いた重厚なドラムスタイルの松下敦へと変化と共に、そのライヴも新体制ならではのオリジナリティが顕著に現れていた、昨年春のライヴ。吉田一郎の加入で、新生 ZAZEN BOYS はどんなライヴを展開するのであろうか。

事前にスカパーで放映されていた夏フェス(Rock In Japan か Ezo Rock、どちらだったか失念)で披露された、半透明少女関係の新ヴァージョンや、公式サイトでダウンロード出来る、今夏のライヴ音源で、新生ZAZEN BOYS の片鱗は窺えてはいたのだが、実際ライヴに足を運ばないことにはその全貌は計り知れない。

肝心のライヴは、例えて言うなら、「法衣を着た Funkadelic」というか、「Mukai and The Family Stone」ともいうべき、怒濤の Funk スタイル!今までのソリッドなテンションを維持しつつも、向井の言うところの「互いに音を鳴らし合って1つの強い塊みたいなもの」が、これまで以上に強く打ち出された、非常に素晴らしいライヴであった。

思えば、今回の Funk サウンドの予兆は吉田一郎加入以前からも窺い知れていた。
最近は更新が滞ってはいるが、bounce.com の提供する Podcast向井において、題材となったアーティスト達;Miles Davis、Talking Heads、Sly and the Family Stone 、The Police、といった面子を並べてみると、向井の目指す方向性は推し量るに難くなかったと思われる。

後は、新アルバムを待つばかり。これで Dave Fridmann プロデュースなら、もう言うことなしだ。
 

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